「バーナビー、お帰り。今日もお疲れ様。」
、来ていたんですか。」
「一緒に夕飯食べようと思って。それより、“お帰り”!」
「あ、た、ただいま。」
「ごーかく!」




は僕に近付き背伸びをし、頬にキスをしてキッチンへと入っていった。
僕は帰宅してから一連の流れを思い出してみる。
帰宅しても独りじゃない自宅。出迎えてくれる愛しい人。
あぁ、なんと幸福なのだろう。
僕は彼女の姿を追ってキッチンを覗き見る。
リズミカルな音を立てて包丁を、慣れた手つきで操る
そっとその背後に回り込み、腰を抱き寄せる。




「わ、バーナビー危ないよ!」
「大丈夫です。」
「もーちょっとで出来るから、リビングで待ってて?」
「嫌です。」
「え、」




の腰に回している腕に力を込める。
そのまま首筋に顔を寄せ、その柔肌に食らいつく様にキスをする。




「んっ…!」




強く吸い上げ、鬱血した痕を舐め上げてやる。
が小さく身震いしたのを、僕は見逃さない。




「感じちゃいました?」
「それは…!」
「良いんですよ?ホラ…こっち向いて。」




僕と正面から向かい合うようにし、額、目蓋、頬と、キスを落としていく。
同時に、の情欲を誘うように躰を撫で上げる。




「ふぁ…!バーナビー…!」




の呼びかけを無視し、右手をシャツの中へ、左手を脚へと伸ばす。




「ひゃあっ?!」




シャツの中に入れた手はの滑らかな肌を這い上がり、その先にあった下着の金具を外した。




「ちょっと、ん、ぅ…」




これ以上反論されない様にキスをする。
同時に、スカートの中に入れた手は、の柔らかい内腿を堪能する。
充分に愉しんだ後、唇を離し、の耳元へ囁く。




「じゃあ、夕食にしましょうか。」
「…えぇっ?!」




僕の予想通り、困惑した声を出す
追い打ちをかける様に言葉を重ねる。




「僕は、好きなものは後にとっておいて食べる方なんです。」
「…なによそれ…。」




モドル