今日の『HERO TV』は、意外な展開で幕を引いた。
突如現れた見たことのないヒーロースーツが、飛行船から落下したワイルドタイガーをお姫様抱っこで助けたのだ。
(羨ましい。私もやってもらったことないのに。)
そう思ったことは本人の目の前では言わないことにする。
今日はこの後、ヒーローランキングアワードへの出席があるから、帰りは遅くなる筈だ。
夕食を冷蔵庫の残り物で用意しようとキッチンへ立った所で、玄関が開く音がした。
「、たっだいまー。」
「虎徹?!何で!」
「愛しの『ワイルドタイガー』が帰ってきたのに何でとは何だよ。」
「あ、や、お帰り、じゃなくて!」
そういって私はテレビを指さした。
「ランキングアワードがあるから遅くなるって」
「俺なんかいなくたって問題ねーよ。…それより、さ。」
「んっ?!」
虎徹は私の背後に回ると首筋にキスをしながら性急に私の躰をまさぐってきた。
「今日ちょっとオジサン落ち込んでんの。なぐさめてよ…ね?」
耳元で低く、かつ情けない言葉で、きゅんとするの、何でかな?
「しょうがないな…ん、ふっ…」
シャツもブラも上げられ、虎徹の大きな手が私の小さな胸を揉みしだく。
「相変らずちっちゃいな、のおっぱい。」
「じゃあ、おっきくしてよ。」
「任せとけ。でもこれはこれで好きだけどな。」
揉んで、摘んで、弾いて、抓って。
虎徹の手によって様々に形を変える私のちいさなおっぱい。
でもそれだけじゃ物足りない貪欲な私。
虎徹に体重を預け、甘えてみる。
本人もこだわっているらしい髭が米神の辺りに当たる。
虎徹も私が何を考えているか分かったらしく、右手が躰のラインに沿って下に降りてきた。
「ったく、しょうがねぇな。」
「さっきと立場が逆転したの?」
「あぁ、コッチに関しちゃ、な。」
「エロオヤジ!」
「否定はしない!」
「んぅっ、ぁ!」
会話しながらも虎徹の手は動き続け、穿いていたショートパンツはショーツと一緒に床へと落ちていた。
「そのエロオヤジとコンナコトするのは、どこの小娘だ?」
モドル